ハイクラス層・エグゼクティブ層におすすめの転職サイト・エージェント(2024年版)

ビジネスにおいて、経営的な知見から業務を遂行する人材を募集しているのが「ハイクラス求人」や「エグゼクティブ求人」と呼ばれるものです。
このような求人を探す場合、ハイキャリアの求人案件を多く保有している転職エージェントを利用するか、ヘッドハンティング型の転職サイトを利用するのが一般的な流れとなります。
まずは、それぞれのサービスを一覧で比較し、その後それぞれの転職の流れやサービスの特長について解説していきます。

ハイクラス向け転職エージェントの比較表

エージェント系
主な利用者層公開求人数
(各サイト求人検索より)
(募集終了含む)
得意分野・利用者特性・拠点 (更新年月)比較
詳細
JACリクルートメント 役員・幹部 マネジメント職 専門職

多め

20代~40代 ハイキャリア30代~50代
管理職 専門職 外資企業求人 海外勤務 拠点:東京仙台さいたま横浜静岡浜松名古屋京都大阪神戸広島福岡

厚労大臣許可番号: 13-ユ-010227

エンワールド・ジャパン TOEICスコア 700点以上 バイリンガル

グローバル企業900
+非公開求人

ハイキャリア20~27歳 ハイキャリア28~50歳 トータル・タレント・エンゲージメント 多国籍企業
拠点:東京、大阪

厚労大臣許可番号: 13-ユ-010605

リクルートエージェント 転職者全般

366,600
+非公開求人23万件(※RA1)

20代~30代 40代 ハイキャリア20代~40代 コンサル職も豊富
拠点:東京札幌仙台宇都宮さいたま千葉立川横浜静岡名古屋京都大阪神戸岡山広島福岡

厚労大臣許可番号: 13-ユ-010258
※RA1 リクルートエージェントTOPページより。数値は募集終了を含む、採用予定数

ロバート・ウォルターズ 外国語を活かすハイキャリア層

グローバル企業1,800
+非公開求人

ハイキャリア20代~40代
外資企業求人 日系グローバル企業求人 英語を活かせる求人に特化 拠点:東京大阪

厚労大臣許可番号: 13-ユ-070385

アクシスコンサルティング コンサル ITエンジニア

非公表

ハイキャリア20代~30代 平均支援期間3年(※AC1) 経営企画・事業企画 BIG4求人 コンサルファーム求人 IT求人
拠点:東京、大阪

※AC1 参照元:アクシスコンサルティング(トップページ)

厚労大臣許可番号: 13-ユ-010759

MS-Japan 管理職 士業

特化求人9,900
公開求人は全体の1割程(※MJ1)

ハイキャリア20代~40代 管理職 弁護士 税理士 弁理士 USCPA 社労士 士業スタッフ 上場企業求人7割超(※MJ2)
拠点:東京横浜名古屋大阪

※MJ1・※MJ2 参照元:いずれもMS-Japanトップページ内「ご案内する求人案件」

厚労大臣許可番号: 13-ユ-307066

弁護士ドットコムキャリア 士業 法務実務経験者

非公表

ハイキャリア20代~40代 60~90分の面談(※BD1) 弁護士 税理士 司法書士 企業法務部員 法律事務所 インハウスロイヤー
対応範囲:日本全国

※BD1 参照元:弁護士ドットコムキャリアサイト内サービスの流れ

厚労大臣許可番号: 13-ユ-307061

アカリク転職エージェント 院卒社会人

3,300
(非公開求人含む)

院卒20代後半~30代 エンジニア求人 専門職求人
拠点:東京(2023/9)

ハイクラス向けスカウト型(ヘッドハンティング型)転職サイトの比較表

スカウトスカウト求人の豊富さサービス・機能 (無料)特長比較
詳細
企業から
スカウト
ヘッドハンター等
からスカウト
個別送信
オファーも
バレ防止
ビズリーチ(ハイクラス層)
ハイキャリア20代~40代
面接確約オファーもあり 企業ブロック機能 ヘッドハンターの評価が分かる ヘッドハンター気になるリスト機能 1/3以上が年収1000万以上の求人(※BRs1)

※BRs1 参照元:ビズリーチのトップページ

(2023/12時点)

リクルートダイレクトスカウト(ハイクラス層)
ハイキャリア20代~40代
年収700万以上の求人多数(※RDS1)

※RDS1 参考元:リクルートダイレクトスカウトの求人検索より

(2023/12時点)

doda X(ハイクラス層)
ハイキャリア30代~40代
求人紹介サービスも 企業ブロック機能 ヘッドハント企業ブロック機能 年収800万以上求人多数(※iX1)

※iX1 参照元:「doda Xのサービスとは」ページ

(2023/12時点)

ハイクラス層にとって便利な求人検索条件比較

JACリクルートメント【語学力】「英語力(4段階)」「中国語(北京語)」「中国語(広東語)」【資本区分】「外資系企業」
パソナキャリア【こだわり】「管理職・マネージャー」「上場企業」「外資系企業」
リクルートエージェント【こだわり】「公開・上場企業」「外資系企業」「従業員数1000人以上」「英語を活かす」
MS-Japan「外資・グローバル企業」「役員・その他」【スペシャリストで探す】「会計事務所・監査法人」「コンサルティング」「法律・特許事務所」「金融」「社会保険労務士事務所」【資格で探す】「弁護士」「司法試験合格」「公認会計士」「会計士試験合格」「税理士」「税理士科目合格」「USCPA」「社会保険労務士」
リクルートダイレクトスカウト【こだわり】「外資系企業」「上場企業」「日系グローバル企業」「英語を活かす」「中国語を活かす」「MBA取得者歓迎」「管理職・マネージャー」「海外出張あり」「海外勤務あり」

それぞれの転職サイトでの転職の流れ

まず、エージェント型とヘッドハンティング型、それぞれの転職サイトを利用した流れを説明します。

転職エージェントでの流れ

転職エージェントでは、キャリアアドバイザーとともに条件に合う転職先企業を探す流れとなります。エージェントは各企業がどういった人材を欲しがっているのかを把握しているため、転職者と企業、双方の要望に添って橋渡しの役割を担います。また、面接対策や応募書類の添削、面接日程の調整や現在の職場の退職アドバイスなどもサポートしてくれます。
なお、料金は一切かかりません。


次に、ヘッドハンティング型の転職サイトの流れを説明します。

ヘッドハンティング型の転職サイトでの流れ

  • 情報登録→提携エージェントからヘッドハンティング受信→ヘッドハンターと面談→書類添削・面接対策→面接→採用可否
  • 情報登録→企業からヘッドハンティング受信→Web上で応募→面接→採用可否
  • 情報登録→自分からサイト内で求人案件を選択→Web上で応募→面接→採用可否
  • 情報登録→自分からヘッドハンターを選択→ヘッドハンターと面談→書類添削・面接対策→面接→採用可否

転職者はまず経歴・スキルなどの情報を登録します。その後、直接企業からスカウトを受信して応募する流れとなります(自分からサイト内の求人案件に応募することも可能です)。
また、企業ではなく提携のヘッドハンターから連絡が来る場合もあります。その際は興味があればヘッドハンターと面談を行ない、その後条件などが合えば企業面接へと進みます(自分から合いそうなヘッドハンターを検索することも可能です)。

※サービスによって流れは少し異なります。詳細は各サービス特長にて記載します。

経歴を登録して、現在の職場にバレない?

スカウト系のサービスでは経歴を登録することで「現在の職場に見られてしまうのでは……」と不安を抱く人も多くいます。
結論から言うと、氏名などの個人を特定する情報は企業側からは閲覧できない作りですので、そういったことは考えにくいです。
しかし、もしそれでも不安という方のために、ビズリーチでは「職務経歴書非公開企業設定」という機能もありますので、念には念を入れたいという方は活用してみてください。

ヘッドハンティング型を利用する際の注意点

転職エージェントの場合は一般層の求人も多く持っていますが、ヘッドハンティング型の転職サイトはハイキャリア層の求人を中心に扱っているため、たとえば現在の年収が500万に満たない場合、充分に活用できない可能性が高いです。サイトに登録するまでに、その点だけ留意しておいてください。

ハイクラス人材・エグゼクティブ人材向け転職エージェントの特長まとめ

それでは、最初にも記載したハイクラス向け転職サイト・エージェントについて、一つずつ特徴を紹介していきます。

30代~50代の管理職や、外資企業で働く人向けの「JACリクルートメント」

JACリクルートメント公式サイトより

  • ベテラン層におけるエグゼクティブ求人を豊富に扱っている
  • 外資企業の求人が比較的多い。そのため、外国語能力を活かしたいという人に向いている
  • 国内の拠点:東京千代田区(本社)、さいたま、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、広島(2021年5月時点)

【公式サイトはこちら】JACリクルートメント


外国語を活かして働く20代後半~40代なら「エンワールド・ジャパン」

エンワールド・ジャパン公式サイトより

  • アジア太平洋地域における多国籍企業とグローバル人材の橋渡しをする人材紹介会社
  • 転職者の長期的なキャリア構築を重視
  • これまで国内5,000社以上に1万人以上の紹介実績がある
  • おもな利用者層は、ビジネスレベルの英会話ができる男女(TOEIC 700点以上が目安)やバイリンガル、外資系企業での勤務実績が3年以上の28歳~50歳
  • 国内の拠点は東京(本社)、大阪、名古屋(2021年2月現在)

【公式サイトはこちら】エンワールド・ジャパン


豊富な求人数と拠点の多さが魅力の「リクルートエージェント」

リクルートエージェント公式サイトより

  • 転職エージェント最大手の一つ。若手からベテランまで広くハイキャリア層向けの求人案件を扱っている
  • 全国に拠点(東京千代田区(本社)、札幌、仙台、宇都宮、さいたま、千葉、立川、横浜、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡/2022年6月時点)

【公式サイトはこちら】リクルートエージェント


世界にネットワークのある外資系転職エージェント「ロバート・ウォルターズ」

ロバート・ウォルターズ公式サイトより

  • 世界の主要都市にオフィスを構えており、日本においては英語を活かせる求人のみに特化している外資系転職エージェント
  • 外資系転職エージェントのなかでも日本で長くサポートを行なっており、信頼も厚い
  • 特に日系グローバル企業や外資系企業とのコネクションが強い
  • 大手だけでなくベンチャー企業や中小企業などの求人を扱い、ITや金融、ヘルスケアや自動車、エネルギーや化学など専門分野も幅広い
  • コンサルタントには優秀な業界経験者を多く採用しており、さらに専門チームのなかでトレーニングする仕組みが整っており、満足度も93%と高い
  • 外資系らしいスピード感が魅力
  • 国内の拠点は、東京(渋谷駅近く)と大阪(中津駅・梅田駅近く)(2021年2月現在)

【公式サイトはこちら】ロバート・ウォルターズ


管理部門や士業の転職に特化した「MS-JAPAN」

MS-JAPAN公式サイトより

  • 管理部門(経理・財務、人事・総務、法務、経営企画など)と有資格者(弁護士、公認会計士、税理士、金融、コンサルタントなど)に特化した転職エージェント
  • 求人を取り扱う企業には、大手監査法人や会計事務所、ベンチャーキャピタルなどがある
  • 外部委託調査会社の調べによると、「管理部門・士業の登録率」「管理部門・士業の転職決定率」「管理部門・士業の転職相談率」においてNo.1の地位を獲得している(2019年3月)
  • 利用者アンケートにおいては、9割以上の人が「次回の転職でも利用したい」と答えており、満足度の高さがうかがえる(自社調べ)
  • 関東・関西・東海の主要都市において、幅広い年代へのサポートを行なう

【公式サイトはこちら】MS-JAPAN


企業法務部員なども使う「弁護士ドットコムキャリア」

弁護士ドットコムキャリア公式サイトより

  • 登録弁護士数2万人超の弁護士ドットコムが独自のネットワークを活かして展開している就職・転職支援サービス
  • 法務専門のサービスで、弁護士や企業法務部員、パラリーガルや司法修習生などがおもな利用者層(弁護士資格がなくても企業法務部員なら紹介求人が多数あり)
  • 今すぐ転職したいとは考えていないが、「相談だけしたい」「情報収集をしたい」「キャリアプランを一緒に考えてほしい」という人も利用可能
  • 日本全国サポート可能で、年齢も不問。特に若手から中堅層までの転職サポートに強い

【公式サイトはこちら】弁護士ドットコムキャリア


コンサルタント向けの転職エージェント「アクシスコンサルティング」

アクシスコンサルティング公式サイトより

  • コンサルティングファームの転職を得意としたエージェント
  • アクセンチュアなどの総合系コンサルティングファームやBIG4(デロイト、PwC、KPMG、EY)の独自求人も多数あり、転職支援実績もコンサル系ではトップクラス
  • おもな利用者層は、現役コンサルタントやITエンジニア系人材ほか、経営企画、事業企画、財務、会計士、金融系などの人材
  • 拠点は東京(麴町駅近く)、大阪(本町駅近く)(現在)

【公式サイトはこちら】アクシスコンサルティング


エグゼクティブ人材向けスカウト型転職サイトの特長まとめ

次に、ヘッドハンティング中心のスカウト型の転職サイトの紹介です。
おもに以下の流れで転職活動が進みます。

管理職・専門職向けスカウト型転職サイト「ビズリーチ」

ビズリーチ公式サイトより

  • 求人数が多い
  • 利用者層のおよそ3分の2が30代~40代で、取り扱う求人案件も管理職や専門職、プロフェッショナルやグローバル人材などが多い
  • 基本的に無料での利用が可能だが、秘匿性の高い求人に自分から応募する場合など、一部機能が有料
  • 日本の人事部「日本HRチャレンジ大賞」にて、「人材サービス優秀賞(採用部門)」を受賞(2014年5月)などの受賞実績あり

【サイトはこちら】転職サイトの【BIZREACH(ビズリーチ)】


ハイクラス向けのスカウトを受けられる「リクルートダイレクトスカウト」

リクルートダイレクトスカウト公式サイトより

  • ヘッドハンティング系ではトップクラスの求人数
  • 企業が提携しているヘッドハンターだけでなく、企業から直接のヘッドハンティングもある
  • リクルートエージェントと同じリクルート社が運営
  • 完全無料

【サイトはこちら】リクルートダイレクトスカウト


スカウトサービスと求人紹介サービスを提供する「doda X」

doda X公式サイトより

  • パーソルキャリアが運営するハイクラス向けの転職サービスで、ヘッドハンティングサービスを行なっているほか、求人紹介サービスも提供している
  • 希少性の高いハイクラスに特化した求人を多数保有。登録すると、各職業紹介事業者(ヘッドハンティング会社)のヘッドハンターからスカウトが送られる仕組み
  • 登録情報はスカウトに応じない限り限定的にしか公開されない。また、特定企業や特定の職業紹介事業者(ヘッドハンティング会社)に対して登録情報を非公開にすることも可能
  • 完全無料

【サイトはこちら】doda X


以上がエグゼクティブ・ハイクラス人材向けのおすすめ転職サービスとその比較となります。

本サイトでは、スカウト型転職サイトについて、別ページでさらに詳細にまとめています。
また、Yes/Noチャートでおすすめの転職サイトを探すページも公開しています。こちらも参考にしてみてください。


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