既卒向け | 主な対象 | 得意分野・特徴 | 比較 詳細 |
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JAIC(ジェイック) (東京・大阪・名古屋・仙台・横浜・広島・福岡) | 既卒(~35歳) フリーター(~35歳) | 内定率8割超 定着率9割超 無料研修 | ![]() |
「JAIC
(ジェイック)」は、おもに20歳から35歳までの既卒やフリーター、高卒や大学中退の人を対象に、正社員への就職支援を行っている就業サービスです。
平成10年にビジネスマン向けの研修事業をスタートさせ、それが背景となり即戦力人材の紹介事業を始めました。
さらに、平成17年に20代の若手を教育してから紹介していく事業も行うようになり、それを主軸に東京、横浜、大阪、名古屋、福岡、仙台、広島と、サービスを拡大していくようになりました。
就職内定率は8割超、就職後の定着率は9割中盤と、かなり高いマッチング実績を残しているのが特長です。
そしてもう一つ、JAICの大きな特長として挙げられるのが「教育融合型サービス」ということです。
ビジネスマンとしての研修を行い、それが完了した段階で15社以上との合同面接会を集中的に行うという流れで、研修も含めすべて無料で利用することができます。
ここでは、JAICの利用を検討している人の多くが気になる以下の点について、踏み込んだかたちで検証していきたいと思います。
- 紹介される求人の質や特徴はどのようなものか(ブラック企業は排除できているか)
- 研修とは具体的にどのようなことをするのか
- JAICの評判はどうか
- JAICが合う人・合わない人とは
JAICのサービスに無料登録を考えている人に向けて、納得のできる選択ができるようまとめました。
(なお、面談や無料説明会で特に強引な勧誘などは一切ないので、以下の内容を読んで興味があれば登録してみるというスタンスで良いはずです。)
検証
【求人案件】紹介される企業はどんなものか。そして定着率の高さの理由とは
まずは、紹介されている企業がどういったものなのか、という点です。
もし正社員になることができても、その職場が働きづらい環境では意味がありません。
JAICは定着率の高さにも実績があるため、なんとなくそういったブラック企業は排除できているところは想像できます。
それでは、具体的にはどういった企業を紹介し、どういった企業を紹介しないようにしているのか、確認していきたいと思います。
ブラック企業を極力排除する仕組みが確立されている
JAICは集団面接会に参加するすべての企業に対して、直接訪問して取材をし、紹介しても問題ないかを個別に判断しています。
また、早期退職リスクが高い傾向にある以下の企業は除外しています。
- × 社員数が10名以下の企業
- × 飲食業界
- × アミューズメント業界
- × 先物投資業界
- × 投資用不動産販売業界
もし正社員として就職しても、すぐに辞めてしまっては経歴に傷がついてしまいます。
そのため、こういったリスクをはらんだ企業は紹介しないようにしているのです。
万が一、紹介した後にブラック企業だと判明した場合は、すぐにその企業への紹介はやめるといった体制も整っているとのことです。
これは、就職後においてもサポートを行なっているからこそできることでもあります。
有名企業や大手企業は多くはないが、求人の質は高い。
紹介される求人において、大手企業はあまり多くありません。
中小企業を中心に約6万社の顧客企業があり、「未経験」の人も受け入れられる土壌のある、親身に育てていこうと考えているところを紹介しているようです。
紹介先の企業は、実際に足を運んでの確認もしています(ただし2021年6月現在は、社会情勢を鑑み、エリアによってはオンラインにて確認をしているとのことです)。
企業側がJAICを利用する理由も知っておこう
少し視点を変えてみます。
企業側はなぜフリーターを採用しようと考えているのでしょうか。
その根幹には以下のような悩みがあります。
- 若い人材が欲しいが大手企業ほど採用にお金がかけられない
- フリーターとして過ごしている人はビジネスマナーの基本などの研修を受けていないので、採用するのは不安
つまり、
- ビジネスマナーなどの社会人としての基礎的なスキルが備わっていれば、フリーターの人や既卒の人、高卒の人や大学中退者の人でもぜひ採用したい
と考えているのです。
そこで、研修をしっかり行ったフリーターの人は、企業側にとっても魅力的な人材となっているのです。
しかし、企業にとっては「なんでフリーターになってしまったのか」という不安材料も持っています。
企業にとっては「採用してもちゃんと来社してくれるのか?」ということも心配しているのです。
そこで、きちんとJAICの研修(7日間)を受けたということは、企業にとっても心配を解消できるものとなるのです。
【研修内容】研修は実践的で7日間。そして就職率の高さとは
そこで気になるのが研修内容です。
いったいどういったことをするのか気になる人も多いと思います。
ここでは「就職カレッジ」を例に挙げて紹介していきます。
「就職カレッジ」の場合
「就職カレッジ」は、正社員として働く意欲がある高卒以上の20代の人向けに無料提供されている研修です。
期間は7日間で、9時から17時まで各拠点で受講するものです。
内容としては、以下のようなものです。
- 社会人基礎能力の習得
- 社会人として大切な考え方
- 社会でのルール
- ビジネスマナー
- 社会において求められる常識
- 飛び込み実習
- 就職活動スキルの習得
- 通過しやすい履歴書の書き方
- 面接ロールプレイング
- 自己分析
- プレゼン力向上エクササイズ
- 就職活動で抑えるべきポイント講座
以上のように、入社してから困らないよう基本的なビジネススキルを学ぶことになります。
さらに就職活動に関するスキルを習得していきます。
フリーターや既卒などの人は、どうしても能力や意欲、ブランクや年齢に関して、不安な感情を抱きがちです。
しかしこういった研修を受けることで、「自分でも大丈夫だ」「自信をもって行動できそうだ」と前向きな気持ちにもなれることにもつながります。
教育を受けてからの就職活動は回り道のようで近道
JAICは研修期間もあるため、「少し大変そうだな…」と思う人もいるかもしれません。
しかし、これらの研修を受けずに当てずっぽうに就職活動をするのは非効率的になりますし、仮に働きだしたとしても高確率でブラック企業であったり、ビジネスマナーが備わっていないために周囲を落胆させたり、誤解が生まれたりしてしまったら大変な目に遭います。
それですぐに仕事を辞めてしまっては、元通りのフリーターになるだけではなく経歴にも傷がついてしまうのです。
そう考えると、決してこういった教育・研修込みのサービスを活用することは回り道ではなく、むしろ近道といえそうです。
無料登録から3週間ほどで内定。企業との個別面接は少なくて済む
サイトからの無料登録後の流れは以下のとおりです。
登録から内定までは、早ければ約3週間となっています。
- ① 無料登録(「JAIC」サイト上から)
- ② 電話面談
- 登録するとかなり早いレスポンスで電話がかかってきて、軽い会話程度の面談をします。今抱えている悩みや近況なども相談できます。サービスの利用を強要されることはないので、それほど身構える必要もありません。
- 電話に抵抗がある場合はLINEやSMSで連絡を取ることも可能だと言います。
- ③ 無料説明会
- 1時間から1時間半程度です。JAICの拠点がない地方都市でも頻繁に説明会は開催されています。
- ④ 個別面談
- 説明会のあと、実際にサービスを受けることを決めた場合、就職アドバイザーが付くことになります。自己分析ツールを用いた適職診断などを行ないます。求人情報をゴリ押しされるということはありません。
- ⑤ 無料就活講座(研修)
- 就活で内定をもらうためのスキルや就職後に必要なビジネスマナーなどを学びます。
- ⑥ 集団面接会(書類選考なし)
- 研修を修了した人は、2日かけて15社以上と集団面接を行ないます。1社あたり10分以上の面接です。
- 企業側から参加するのはほとんどが経営者や採用決定権をもつ人なので、次の「個別面接」もスピーディーになります。
- ⑦ 個別面接
- バイトで生計を立てているひとも多いため、選考回数は少なくなるように企業側にもお願いしているそうです。
- ⑧ 内定
- 内定が取れたとしても入社を強制されることはありません。
- 複数内定をもらった人は担当アドバイザーと相談して企業を選ぶことになります。
- 入社直前や入社後に、活躍支援研修があります。入社後にありがちな問題や悩みを解決するのに役立ちます。
【就職アドバイザー】キャリアカウンセラーに関する資格保有者は他サービスと比べても多い
では、個別面談を行なう就職アドバイザーのレベルはどうでしょうか。
自分の将来を預ける存在ともいえるので、この点もとても重要になります。
キャリアカウンセラー資格を持つ人は、2018年5月現在で41名おり、そのうち13名は国家資格として認定されている資格になるとのことです。200人のうち4分の1が資格ありということで、レベルの高い就職アドバイザーが揃っていると言えるかもしれません。
この背景には、JAICが全社員に対してキャリアカウンセラー資格の取得を推し進めていることがあるようで、受験費用の全額負担や合格時のお祝い金の制度などがあるとのことです。
【評判】JAICの利用者からの声
かつては体育会系との口コミもあったが、現在はまったく異なっている
JAICは以前、研修が厳しくて体育会系だという評判が目立ちました。
しかし、現在はそのイメージとはがらりと変わったようで、以前のような詰込み型研修から、個性や自主性重視の研修に方針が大きく変わっているようです。
これは時代の変化によるものが大きく、以前は「根性や忍耐力のある」人が求められていましたが、今は「主体性をもって自ら考え行動できる」ことが重要視されるようになっているからだと考えられます。
【利用者層】JAICが合う人・合わない人
ここまでの解説で、だいぶJAICのサービスについて具体的なイメージができてきたかと思います。
なんとなく、自分がJAICに向いているかどうか分かったと思いますが、最後にどういう人がこのサービスと相性がいいか、まとめておきます。
合う人とは
- いつの間にかフリーターになっていたけれど将来への不安や現状への危機感がある人
- 自分を変えたいと思っている人(度胸が付いたという声をよく聞きます)
こんな人でもOK
- そもそもどんな仕事に就きたいのか、向いているのかもぼんやりしていて分からない
- 自分に自信がなく、ビジネスマナーの基礎すら分からない
合わない人とは
- 新しいことを覚えることに抵抗がある人
- 研修で本来の自分とは違うキャラを演じてしまいそうな人
- 内定を取ることだけが目的の人
以上が、JAICに関する評判や研修内容に関する記事です。
自分を成長させたいという向上心がある人には価値のあるサービスです。
興味があれば、以下のリンクから無料登録をしてみてください。
こちらも参考にしてください:正社員になりたい人向け就職サイト