【ひと目で分かる】リクナビNEXTとdodaの違いを比較

手っ取り早く、リクナビNEXTとdodaの違いを分かりやすく知りたいという人向けに、それぞれのサービスの違いを分かりやすく図解しました。冗長にならないよう、コンパクトに知りたいことを凝縮してまとめています。

サービス比較

まずはサービスとしての違いが以下のとおりです。

公開求人数
ランキング
括弧内は年収700万以上の求人数
解説などエージェント直接応募個別スカウト
面談面接対策日程調整年収交渉こだわり検索診断ツ検討リスト検索条件保存企業からスカウト提携からスカウト企業ブロク機能
5位 リクナビNEXT86,500
(49,200)
実用的なこだわり検索や自己の強みが分かる診断ツールが魅力。独自の求人が多い
4位 doda255,200
(135,300)
若手求人が特に豊富。様々な転職スタイルに対応。関東・関西・東海地方の求人が多い

リクナビNEXTとdodaの大きな違いとして、エージェントサービスを提供しているかどうかが挙げられます。リクナビNEXTの場合は、サイトを通じて企業に応募する流れがメインとなっています。

両方利用するのも手ですが、まずどちらを使おうか悩んでいる人は、エージェントサービスを利用したいかどうかで判断するのが最もシンプルな基準となります。

強み比較

次に特長を見ていきます。転職サイト(直接応募)、転職エージェント、スカウトサービスとしての比較を掲載します。

転職サイト(直接応募)としての比較

直接応募系公開
求人数
サービス・機能 (無料)得意分野・特徴比較
詳細
こだ
わり
条件
検索
自己
分析
診断
ツール
検討
リスト
検索
条件
保存
リクナビNEXT

100万以上

北海道多い(2024/12時点)


(※RN1)
20代~40代
スカウトメール こだわり条件豊富

※RN1 参照:リクナビNEXTトップページ・検索結果ページより

doda

直接応募求人8,800

北海道1,200(2025/3時点)


(※DC1)
20代~40代
スカウトメール

※DC1 doda求人検索において「応募方法:企業に直接応募する求人のみ」を指定した際の数

直接応募型転職サイトとして、両サイトを利用する場合、求人数はリクナビNEXTのほうが多くなります(dodaの求人の多くはエージェントサービスによる提供となっています)。

なお、直接応募型転職サイトを利用して転職する場合、以下のように進めていくことになります。エージェントサービスではないため、面接対策や応募書類の作成は自分で行う必要はありますが、自分のペースで進めやすいという利点もあります。

転職の流れ


転職エージェント(dodaのみ)

エージェント系
主な利用者層公開求人数
(各サイト求人検索より)
(募集終了含む)
得意分野・利用者特性・拠点 (更新年月)比較
詳細
doda

北海道第二オフィス

転職者全般

242,200
+非公開求人

北海道6,900(2025/3時点)

(※DA1)
20代前半 20代後半~40代 ハイキャリア20代~40代
スカウトメール 直接応募も 中心となる採用エリア:関東関西東海 拠点:東京、札幌、仙台、横浜、静岡、名古屋、大阪、京都、神戸、岡山、広島、福岡、鹿児島

厚労大臣許可番号: 13-ユ-304785
※DA1 doda求人検索において「応募方法:エージェントサービスの求人のみ」を指定した際の求人数

リクナビNEXTには転職エージェントサービスはありません。そのため、上の表はdodaのみとなっています。転職エージェントを利用する場合、キャリアカウンセリングや面接対策、書類添削や年収交渉などの転職サポートが無料で受けられます。

なお、転職エージェントを利用する場合、以下のように進めていくことになります。

転職の流れ


スカウトサービスとしての比較

スカウトスカウト求人の豊富さサービス・機能 (無料)特長比較
詳細
企業から
スカウト
ヘッドハンター等
からスカウト
個別送信
オファーも
バレ防止
リクナビNEXT
20代~40代
利用企業は2万社以上(※RNo1) 書類通過率は通常応募の1.4倍(※RNo2) 特別オファーあり 企業ブロック機能

※RNo1 参照元:オファーページ(ログイン前)

※RNo2 参照元:同ページ(ログイン後、2020年4月〜2021年3月実績)

(2025/01時点)

doda
20代~30代 40代 ハイキャリア20代~40代
面接確約オファーもあり 企業ブロック機能

スキルや経歴を登録することで、企業からスカウトを受けることができるサービスで比較しました。どちらも現在の職場へバレることを防止できる企業ブロック機能もあり、安心して利用することができます。

なお、スカウトサービスを利用する場合、以下の流れとなります(「提携エージェントとの面談」はリクナビNEXT、dodaともにありません)。

転職の流れ


さらに詳しく2つのサービスを紹介

リクナビNEXTのサービス特徴

リクナビNEXTは、社会人のための転職・求人情報サイトです。株式会社リクルートにより提供されており、企業が掲載する求人情報に求職者が直接応募できます。

日本最大級の求人情報数を誇り、​全国のあらゆる業界・職種の中から希望に合った仕事を探せるのが特徴です。また、あらかじめ職務経歴書(レジュメ)を登録しておけば、スカウト機能(オファーサービス)により企業から直接オファーを受け取ることも可能です​。自分から求人を探すだけでなく、企業側から声が掛かるチャンスがある点もリクナビNEXTの大きな特長と言えます。

リクナビNEXT

他サイトと比較したリクナビNEXTの強み

リクナビNEXTの最大の強みは、その圧倒的な規模と信頼性にあります。登録会員数は日本最大級で​、多くの求職者・企業から支持されているため豊富な求人と人材が集まっています。また、求人情報掲載数も国内トップクラスで​、募集職種や業種の幅広さも魅力です。

IT・メーカー・営業・サービス業など多彩な業界の求人が網羅されており、若手からミドル層まで幅広い年齢層の転職希望者が利用しています。第二新卒から中堅層まで幅広い層に強いサービスと言えるでしょう。

求人検索機能

リクナビNEXTでは、求職者が自分の希望条件に合わせてきめ細かく求人検索できるよう、検索機能が充実しています。職種、勤務地、年収はもちろん、勤務形態や働き方など豊富な検索条件で求人を絞り込むことが可能です​。たとえば「リモートワーク」「在宅勤務」などの条件で検索すれば、在宅勤務制度のある求人やテレワーク可能な求人を簡単に見つけることができます。求職者のニーズに合わせて柔軟に求人を探せる点で、リクナビNEXTの検索機能は非常に優れています。

求人の傾向

リクナビNEXTに掲載されている求人は業種・職種ともに多岐にわたります。​

全国の求人が集まる総合型サイトのため、求人傾向としては首都圏や大都市圏の募集が多い一方、地方勤務の求人やU・Iターン希望者向けの募集も豊富です。職種は営業・事務・技術・専門職など幅広く、未経験歓迎の求人から管理職クラスの求人までレベルも様々です。

また、利用者の年齢層は20代〜30代が中心ですが、40代以降のミドル層の転職にも対応した求人が見られるなど、幅広い年代のニーズに応える求人傾向があります。新卒向けの「リクナビ」とは異なり、社会人経験を持つ転職希望者を主な対象としているため、即戦力人材の募集が多い点も特徴と言えるでしょう。

提供コンテンツ(診断ツール、転職ノウハウなど)

単に求人情報を提供するだけでなく、転職活動を総合的に支援するコンテンツの充実も、リクナビNEXTの魅力です。中でも有名なのが、リクルート独自のノウハウで開発された自己分析ツール「グッドポイント診断」です​。約30分の設問に回答することで、自分でも気づいていない強みや適性を診断でき、その結果は8568通りものパターンに分類されます​。診断結果は応募時に企業へアピール材料として添付することも可能で、自己PRに役立てることができます。​

このほか、手軽に適職傾向をチェックできる「適職診断」​も提供されています。さらにサイト上では「転職成功ノウハウ」と称して、履歴書・職務経歴書のテンプレート​、面接対策、キャリア構築のコラムなど多数のコンテンツを掲載しています。これらのコンテンツは無料で利用でき、転職初心者でも基礎から学べるため、転職活動の心強い味方となるでしょう。

リクナビNEXT

dodaのサービス特徴

dodaは単なる求人情報サイトにとどまらず、求人検索・転職エージェント・スカウトなど複数のサービスを一体的に提供しています​。

利用者は自分で求人を検索・応募できる「求人情報サービス」に加え、プロのキャリアアドバイザーによる相談・求人紹介を受けられる「エージェントサービス」、企業から直接オファーが届く「スカウトサービス」も利用可能です。このように一つのプラットフォームで求人探索から転職相談まで完結できるのが大きな特徴です。

サービス利用に必要な会員登録は無料で、登録作業も約3分程度で完了します。また、エージェントへの相談はすべて無料でオンライン対応しており、事前準備なしですぐにプロに相談できる手軽さも利便性の一つです​。

doda

他サイトと比較したdodaの強み

doda最大の強みは、圧倒的な求人数と包括的なサポート体制にあります。公式サイトでも「業界最大級の求人数から探せる」と謳っており、掲載求人の豊富さは他の転職サイトと比較してもトップクラスです。これは幅広い業種・職種の求人を網羅していることを意味し、利用者は自分の希望に合った求人を見つけやすくなっています。

さらに、dodaのキャリアアドバイザーは業界・職種ごとの専任担当であり​、各分野に精通したプロから専門的なアドバイスを受けられる点も強みです。応募書類の添削や面接対策、日程調整など、求人紹介以外の幅広いサポートも提供されており​、初めての転職でも安心して臨めます。

また、スカウトサービスを通じて企業から直接オファーを受け取れるため、利用者自身が気付かなかった適性にマッチする求人に出会える可能性もあります。

このような充実したサービスラインナップと手厚い支援により、dodaは他サイトにはない総合力を発揮しています。

求人検索機能

dodaの求人検索機能は非常に充実しており、キーワードや職種、勤務地といった基本条件に加えて詳細な条件設定が可能です​。特に近年ニーズが高まっているリモートワーク求人も探しやすく、公式サイト上では「働き方から探す」という項目から在宅勤務やフルリモートなどの条件で求人を絞り込めます。

求人の傾向

dodaに掲載されている求人は、業種・職種ともに非常に幅広いのが特徴です。公式サイト上には専門サイトとして「ITエンジニア」「ものづくりエンジニア」「メディカル」「営業・販売サービス」「金融」「企画・管理部門」「管理職・ハイクラス」「海外・アジア転職」「女性の転職」などのカテゴリが設けられており、主要な業界・職種ごとに豊富な求人が揃っていることがわかります。

特にIT・メーカー・医療・営業・金融・管理部門などは求人数が多く、専門領域に特化した求人特集も充実しています。また、求人の対象となる年齢層について見ると、20代後半~30代が中心ですが、近年は30代後半~40代以上の求人も増加傾向にあります。​幅広い年代・キャリアの転職希望者がそれぞれに合った求人を見つけられる傾向にあります。

提供コンテンツ(診断ツール、転職ノウハウなど)

dodaは求人紹介やエージェントサービスだけでなく、転職活動に役立つ多彩なコンテンツを提供している点も魅力です。例えば、自己分析や適職発見に役立つ診断ツールが無料で利用できます。

公式サイトには「転職タイプ診断(適職診断)」(7分で自分の転職タイプを診断)、「年収査定」(3分で適正年収を算出)、「自己PR発掘診断」(16の設問で自身の強みを発見)、「キャリアタイプ診断」(120問で自分の強み・弱みを再確認)といった複数の診断ツールが用意されています​。これらにより、自身の適性や市場価値を客観的に知ることができます。

また、応募書類作成をサポートするツールも充実しています。履歴書作成ツールでは項目を入力するだけで形式に沿った履歴書を簡単に作成でき、職務経歴書作成用の「レジュメビルダー」ではサンプルに従って内容を入力することでパソコンがなくても経歴書を作成可能です​。初めての転職で書類作成に不安がある方でも、これらのツールを使えば効率的に準備を進められます。

さらに、dodaでは転職ノウハウに関する情報コンテンツも多数掲載されており、利用者はサイト内の豊富な情報から転職成功のヒントを得ることができます。転職活動の知識収集にも最適です。

doda

以上が、リクナビNEXTとdodaのサービス比較となります。

【参考文献】