「自分の市場価値を知りたい」「自分に合う企業がどこなのかピンと来ない」「企業からアプローチを受けることで転職先を検討したい」
そういった理由で、転職サイトのスカウトサービスを活用する人は多くいます。
このページではスカウトサービスをメインとしているサービスと、スカウト機能を備えている転職サイトについて紹介していきます。
なお、いずれのサービスにおいても充分にスカウトサービスを活用するには、会員登録だけでなく経歴レジュメ登録を行うことが必要です。
Contents
スカウトがメインのサイト(ハイクラス向け)比較
スカウト | スカウト求人の豊富さ | サービス・機能 (無料) | 特長 | 比較 詳細 |
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企業から スカウト |
提携エージェント からスカウト |
個別送信 オファーも |
バレ防止 | |||
ビズリーチ |
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ハイキャリア20代~40代
面接確約オファーもあり
企業ブロック機能
ヘッドハンターの評価が分かる
ヘッドハンター気になるリスト機能
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キャリアカーバー(エグゼクティブ) | ― |
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ハイキャリア20代~40代
顧問求人スカウトも
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ハイキャリア30代~40代
企業ブロック機能
ヘッドハント企業ブロック機能
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スカウトがメインの転職サイトは、エグゼクティブ向け・ハイキャリア向けのものとなります。
キャリアカーバーは提携エージェントからのみのスカウトとなります。
スカウト機能のある転職サイト比較
スカウト | スカウト求人の豊富さ | サービス・機能 (無料) | 特長 | 比較 詳細 |
||
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企業から スカウト |
提携エージェント からスカウト |
個別送信 オファーも |
バレ防止 | |||
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20代~40代
会員の5割が本機能を利用
特別オファーあり
企業ブロック機能
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20代~30代
40代
ハイキャリア20代~40代
面接確約オファーもあり
企業ブロック機能
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キャリア転職サイトtype |
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20代
30代
40代
2段階オファー
企業ブロック機能
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エン転職 |
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20代~30代前半 30代後半~40代 企業ブロック機能 | |
マイナビ転職 |
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20代~30代 40代 企業ブロック機能 |
多くの人が利用できるのが、転職サイトに備わっているスカウト機能です。
特にリクナビNEXTはスカウト求人が多く、幅広い提携エージェントとつながりを持っています。
現職や前職の年収500万円以上が利用できるハイクラス層・エグゼクティブ層向けのスカウトサービス
BIZREACH(ビズリーチ)
こんな人におすすめ
- 現在の年収が500万円以上で、さらなるキャリアアップを考えている人
- 管理職、専門職、プロフェッショナル、グローバル人材
- マネジメントの能力を活かしたいという人
- 英語力をより活用したい人
詳細・評判
求人件数 | 多い | およそ96,000件の求人を取り扱っている(2021年2月確認)。国内最大級のハイクラス層向け転職サイトで、管理職やグローバル人材、専門職の求人案件が豊富 |
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求人の内容・質 | エグゼクティブ求人・ハイクラス求人に特化しており、年収1000万円以上の求人が全体の3分の1以上。東証一部上場企業の非公開求人も多数 | |
マッチング |
【ヘッドハンターからのスカウト】厳正な審査をクリアしたヘッドハンターが、およそ4,700人在籍(2021年2月確認) 【企業からのスカウト】企業と即戦力人材を素早く効率的にマッチングさせる仕組みを確立 |
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評判に関する実績 |
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キャッチコピー |
〝選ばれた人だけのハイクラス転職サイト〟 〝あなたは、即戦力だ。キャリアつくって、サバイブ。〟 |
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転職までの流れ |
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利用者年齢層 | 高め | 30代以上がメインユーザー |
その他の強い特徴 |
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料金 | 主要なサービスは無料(秘匿性の高い求人に自分から応募する場合は料金がかかる場合があります) | |
運営会社 | 株式会社ビズリーチ | |
会員登録にかかる時間 | 5分程度 |
これまでのエグゼクティブ求人・ハイクラス求人は人材紹介会社に任せるものが主流でした。
一方で、海外で主流なのが「ダイレクト・リクルーティング」。これは、企業が人材データベースやSNSを活用することで、条件に合った人材に直接アプローチをするというものです。
それを日本で普及させたのがこの「ビズリーチ」です。
企業・ヘッドハンターと人材がより安価で効率的にマッチングされていることもあり、現在かなり注目されています。
キャリアカーバー
こんな人におすすめ
- 現在の年収が600万円以上で、さらなるキャリアアップを考えている人
- 管理職、専門職、プロフェッショナル、グローバル人材
- マネジメントの能力を活かしたいという人
- 外国語能力を生かせる人
- 顧問求人のスカウトに興味のある人も
詳細・評判
求人件数 | 多い | およそ6万件の求人を取り扱っている(2021年2月確認) |
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求人の内容・質 | 年収600万円以上のハイクラス向け求人・エグゼクティブ向け求人に特化。大企業多数。 | |
マッチング | 約300社、2500名を超えるヘッドハンターが存在する(2020年10月時点)。 | |
実績 |
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キャッチコピー |
〝リクルートのヘッドハンティングサービス〟 〝ハイクラス人材のそばに。〟 |
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転職までの流れ |
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利用者年齢層 | 高め | |
その他の強い特徴 |
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料金 | 無料 | |
運営会社 | 株式会社リクルートキャリア | |
会員登録にかかる時間 | 5分程度 |
匿名レジュメを登録することで提携ヘッドハンターからスカウトを受けるという形式の、ハイクラス向け転職サイトです。
iX転職
こんな人におすすめ
- 希少性の高いハイクラス求人に興味のある人
- 豊富な求人により、幅広い選択肢から転職を考えていきたいと考えている人
- 自分自身の市場価値を上げていきたいと考えている人
詳細・評判
求人の内容・質 | 各職業紹介事業者(ヘッドハンティング会社)が、それぞれの得意分野・専門分野の求人を多数保有 | |
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マッチング | 履歴書や職務経歴書をどのように見せるか、面接でどのようなことをアピールするか、自分自身では気づいていない強みは何か、などをヘッドハンターとともに練っていくことで、企業とのマッチング精度向上が期待できる | |
実績 |
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キャッチコピー | 〝キャリアに戦略を。〟 | |
転職までの流れ |
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利用者年齢層 | 高め | 登録者の約60%が30~40代(2020年7月時点) |
その他の強い特徴 |
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料金 | 無料 | |
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 | |
会員登録にかかる時間 | 5分程度 |
匿名レジュメを登録することで提携ヘッドハンターからスカウトを受けるという形式の、ハイクラス向け転職サイトです。
年収問わず様々な人が活用できる転職サイトのスカウト機能
企業だけでなく提携エージェントからもスカウトメールを受けられるリクナビNEXTの「オファーを待つ」機能
経歴登録することで企業からも提携エージェントからもスカウトメールが届く転職サイトに「リクナビNEXT」があります。
リクナビNEXTには三段階のオファーメール機能があるのですが、そのなかでも「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」には面接確約などの特典が付いているものがあります。一斉送信ではなく個別に送られているものなので、内定率も比較的高いものとなります。
オファーが来てからの流れは以下のとおりです。
- 「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」を受け取る→エントリー→面接→採用または不採用
- 「転職エージェントからのオファー 」を受け取る→エージェントと面談→エントリー→面接→採用または不採用
経歴登録で登録した個人名などは企業に渡りませんが、現在の職場にばれないよう念には念を入れたいという人のために「レジュメ公開ブロック」機能も設けられています。
【サイトはこちら】
リクナビNEXT(リクナビNEXTを利用して企業や提携エージェントからのスカウトを受ける)
リクルートエージェント(面談や面接対策などの転職無料サポートも利用する場合はこちら。別サービスですが、リクナビNEXTのスカウトサービスに同時登録可能です)
書類選考のない「面接確約オファー」を受けられるdodaのスカウトサービス
スカウトサービスは転職サイトによって特長がかなり異なります。
特に、条件が合えば自動で送信されるスカウトメールもあるので、実際にエントリーしてみたら書類選考で落とされるといったこともよく耳にします。
そんななか、一人ひとりの経験やスキルを見て個別にオファーをしてくれる企業、そしてその機能を備えている転職サービスがあることも事実です。
たとえばdodaの場合、スカウトサービスの中に「面接確約オファー」というものがあります。
そしてこのオファーが届いた場合、応募すれば書類選考なしで面接まで進むことができるのです。
なお、一般的にスカウトサービスは、氏名や電話番号などの個人を特定できる情報を募集企業側は閲覧できません。
dodaはさらに個人情報に関してガードが堅くなっており、現在の会社に絶対にばれないようにしたいという人のために、特定の会社に見つからないようにする「スカウトブロック企業」の設定もあります。
【サイトはこちら】doda
(エージェントサービスと並行してこのスカウトサービスを利用する場合、会員登録時に「スカウトサービス」欄の「希望する」にチェックが入っていることを確認してから登録をしてください。)
そのほかのスカウトサービス
typeにもスカウトサービスがあります。「オファーDM」と「スカウト」の2種類ありますが、前者は条件の一致した人に自動で送られるものになります。
後者の「スカウト」のほうが利用価値は高くなり、企業から直接、個別にアプローチが来るというものです。
求人数はリクナビNEXTと比べるとだいぶ少ないですが、仕組み自体はしっかりとしており操作も分かりやすいです。
【サイトはこちら】キャリア転職サイトtype
スカウトサービスは現在の会社にばれない?
スカウトサービスを利用するうえで多くの人が抱く不安に、サイトに経歴登録すると今の会社にばれないか?というものがあります。
しかし、これに関してはあまり心配する必要はありません。
その理由は以下の通りです。
- 経歴レジュメは匿名で登録されているため、実名はサイト上からは閲覧できない
- 多くのサイトが、指定した任意の企業に対して経歴レジュメを閲覧禁止にできる機能がある(企業ブロック機能などの名称)
- 提携エージェント専用のスカウトサービスの場合、登録した時点では経歴レジュメ自体も閲覧できない
このように、ここで紹介している大手スカウトサービスは、転職者の立場を十分に配慮した作りになっていますので、「ばれるのが嫌だからスカウトサービスはやめておこう」というのは少しもったいない選択となります。
スカウトは来たが求人が怪しい場合…
もしスカウトサービスを利用していて怪しい求人が目立つ場合、以下のことに着目してみてください。
- 条件の一致した人材に一斉に自動送信で送ったものではないかという視点で読み直してみる
- スカウトの種類がどれなのかを確認してみる。たとえば、以下のような個別に送られたものである場合、採用の確度も比較的高くなる
- リクナビNEXTの場合は「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」や「面接確約オファー」など
- dodaの場合は「面接確約オファー」
- エン転職の場合は「書類選考免除」「一次面接免除」など
- ビズリーチの場合は「プラチナスカウト」
- 実際に働いていた人がどのような気持ちで働いていたかという視点を持ち、
転職会議などの会社口コミサイトで会社名を検索してみる
届いたスカウトに興味がなく辞退したい場合、無視しても大丈夫なのか
明らかに自分以外にも送られていると分かる場合は、興味がない場合は特にアクションをしなくても問題ありません。
個別に送られていると思われる場合であっても、企業側は返信がないことに慣れていることが多いため、それほど返信するか否かを重く考える必要もありません。
しかし、もし送っておきたいという場合は、後述の返信文例テンプレートを参考にしてメッセージを返しておきましょう。
リクナビNEXTの場合は「不要」と名言されている
なお、リクナビNEXTの場合、興味のないオファーの場合は返信は不要とサイトで明記されています。
ただ、「転職エージェントからのオファー」や「転職エージェントが取り扱う求人企業からのオファー」の場合は、「このオファーを辞退する」ボタンを押し、簡単に辞退理由を書いておけば問題ありません。
【公式サイトはこちら】リクナビNEXT
スカウトに対する返信を送る場合の文例テンプレート
断る場合の文例
スカウトを辞退する場合、サイトによっては「辞退する」ボタンを押せば問題ありませんが、そういった仕組みがなく直接返信をしたいという場合は、以下の文例がおすすめです。
採用ご担当者様
初めまして。●●と申します。
このたびは、スカウトのご連絡をいただきありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが、熟考した結果、応募を見送らせていただきたく存じます。
また縁があった際には、何卒よろしくお願い申し上げます。●●(自分の名前)
興味がある場合の文例
興味があるスカウトである場合、軽い自己PRも交えて返信をすると良いと言われています。
例えば以下のようなものです。
採用ご担当者様
初めまして。●●と申します。
このたびはスカウトのご連絡をいただき、誠にありがとうございます。
貴社の求人を拝見し、●●(特長・業務内容など)に魅力を感じております。
また、私の●●(スキル)や●●(経験)を活かせるのではと思い、応募させていただきたいと考えております。
お忙しいところ大変恐縮ですが、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。●●(自分の名前)
会社名を付ける場合は、前株か後株かなどにも注意します。
経歴レジュメはしっかりと作りこもう
転職サイトでスカウトサービスを利用するうえで何よりも大事なのは、サイトに登録する経歴レジュメをしっかりと作成することです。
特に、専門的なスキルや資格、経歴がある場合は、スカウトされるうえで貴重な判断材料となりますので、しっかりとアピールしたいところです。
以上がスカウトサービスの紹介・比較です。自分に合いそうな転職サイトを選び、より円滑な転職活動を進めてください。
なお、スカウトサービス以外の転職サイトも含めて見比べたいという場合は、「転職サイトの比較」ページを参考にしてみてください。
ハイクラス層・エグゼクティブ層でヘッドハンティングを受けたい人は、「ヘッドハンティングの会社」ページも参考にしてください。