「仕事をしていて思わず、とっさに嘘をついてしまった!」
その原因はいくつかあるかと思います。
- 自分の評価を下げられたくないから
- 上司にまた嫌みを言われてしまうから
- バレなければ問題ない程度だから、どうせなら良く見られたい
些細な嘘から大きな嘘まで、嘘にも程度がありますが、そのどれにも共通する問題点があります。
今回はそれを確認しつつ、嘘をつかないようにするにはどうしたらいいかについても、解説していきます。
嘘をついてしまったあとに出る影響・問題点
罪悪感とばれたらどうしようという恐怖
まずは、自分自身の精神に悪影響を及ぼします。
嘘をついてしまったという罪悪感もそうですが、それに加えて「ばれたらどうしよう」という恐怖感に常時襲われます。
そのときに怒られることを避けた結果、長時間にわたってその不安を抱えながら生活することになります。
それは仕事時間だけでなくプライベートにも及ぶため、趣味や団らんなども心から楽しめなくなってしまいます。
嘘を正当化するためにさらに嘘を重ねる必要が出て、さらに苦しくなる
嘘はしばしば、それを正当化させるもう一つの嘘を必要とします。
ばれないようにするにはさらに嘘をつかなければならず、それが連鎖するにつれて、精神状態も悪化します。
ミスへの対処が遅れ、事態が飛躍的に悪化する
そして仕事上の嘘で最も恐ろしいのが、「周囲に多大な影響を与えうる」ということです。
そのとき対処できたことを後回しにするのため、影響を与える金額も人員も、規模は大きくなります。
本来必要なかった客先への謝罪や補償、同僚や上司・部下に掛かる負担、会社としての責任……。
そういったものへと発展していくのです。
ばれた場合、今まで積み重ねてきた信頼が失墜する
仕事上の嘘がばれたとき、信頼関係は大きく傷つきます。
これはちょっとした嘘でも当てはまります。
嘘をつかれたほうはこう思います。
「ああ、こんな嘘つく人なのか。こんなごまかし方をする人だと、責任ある仕事はちょっと任せられないな……」
なお、もしばれたとしても、荒波を立てないためにあえて指摘しない人もいます。
くれぐれも「指摘がなかった=ばれてない」と思ってはいけません。
嘘をついていると、自分も他人を信用できなくなる
アイルランドの文学者「バーナード・ショー(1896~1950)」は『嘘つきの受ける罰は、人が信じてくれないというだけのことではなく、ほかの誰をも信じられなくなることである』という格言を残しています。
自分自身が嘘をつく人間であると、周りの人間も自分に嘘をついているのではないかと、疑り深くなるというのです。
これでは、見渡す限り敵だらけの世界観になってしまい、自分自身がとても生きにくくなってしまいます。
ある程度の疑う気持ちは大事ですが、近しい人に対しても疑うようになってしまったら、とても窮屈な人生になってしまいます。
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結論:自分を守るためのその場しのぎの仕事の嘘は絶対にしないほうがいい
結論として、その場をしのぐために自分を守る嘘や怒られないための嘘をつくことは、悪影響が大きいということです。
また、もし既に仕事上の嘘をついてしまった場合は、それがばれたときの影響をしっかり自分で見つめることが大事です。
指摘されたときに「ごまかそう」「さらに嘘をつこう」と思っている場合、それはまだ保身に走っている状態です。
そのプライドが自分自身を長時間にわたって苦しめていることを、はっきりと自覚すべきです。
では「ついとっさの判断で嘘をついてしまう」という人はどうしたらいいでしょうか。
続きます。
今後、嘘をつかないようにするには、どのような姿勢が必要か
直後の恥を避ける嘘が長時間の恐怖に変わるということに気づく
先ほどの繰り返しになりますが、その場しのぎの保身が自分自身の精神悪化を招くということ、そして自分を含む周囲の状況悪化をもたらすということ、それに気づくことが大事です。
気づいていれば、このような軽率な行動をするまえに躊躇(ちゅうちょ)することができます。
嘘を癖にしてはいけないと肝に銘じる
そして、仕事で嘘をつくことを癖にしてはいけません。
たまたま嘘をついたけどうまく切り抜けた、という場面はあるかもしれません。
しかしそれが100発100中になることはまずありません。必ずどこかでほころびが出ます。
一つの悪意ある嘘で人は信用を失います。
たとえ10回嘘をついて9回切り抜けて1回だけばれたとしても、周囲はあなたに対して不信感を持つのです。
自分は不完全だという認識を持ち、プライドを高く持たないことを心がける
自分がまだ成長途中だと自覚すること、そして怒られることが当然であること。
それを認識することが大事です。
人間誰しも怒られていい気分にはなりません。
しかし、自分が不完全だということをしっかりと認識すれば、無駄に高いプライドは持たずに済みます。
また、この「自分は成長途中で不完全だ」という認識は、失敗を繰り返さない習慣を作ることにも重要な考え方です。
反省がなければ向上心は生まれません。向上心がなければ成長をするのはなかなか困難です。
上司による、威圧したり嘲笑したりするのような叱り方が良いわけがありません。
しかし、自分にも不備があったなと思うことで、ミスを隠そうという考えも軽減できるのです。
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本当は、正直に意見が言える職場環境が望ましい
環境が嘘をつかせてしまうとことがあるのも事実です。
たとえば、ミスをしたらペナルティを課せられたり、きつい反省文や叱責を受けなければならない環境は最悪です。
かつてのJR西の福知山線の事故のように、罰を恐れてミスを取り戻そうとし、それが多くの死傷者を出す大惨事になることもあります。
会社のあり方や職場の雰囲気が内包するそういった束縛は、仕事の嘘やミスの隠蔽という行為にあなた自身を誘導するかもしれません。
意見が上に通りやすい環境、発言しやすい環境を備えた職場環境は大切ですが、なかなか実現できていないというのが現実です。
自分自身が正直に生きられる職場環境を探すのもまた重要になってきます。
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