【2023・2024・2025卒】おすすめ就活サイト・就活エージェントと便利ツール

近年、就活の方法は多様性が増しています。就活ナビサイトを利用した就活は依然スタンダードですが、人材争奪戦が過熱するなか、年々スカウト型(ダイレクトリクルーティング)も盛んになってきました。また、高度な心理統計学を駆使したマッチング求人サイトなど、新たなサービスも登場してきました。

このページではそれらの就活サイトやサービスを、以下の枠組みごとに紹介していきます。


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スカウト型就活サイト(ダイレクトリクルーティング・逆求人)

年々、利用者数が増加しているのがスカウト型(逆求人型)の就活サイトです。

通常の就活では、就活生が入社したい企業に対して個別にエントリーシートを書き、書類選考に通れば面接に進むという流れです。

一方、スカウト型の就活サイトでは、サイトに自己PR情報を登録することで、それに興味を持った企業から面接のお誘いをもらうという流れになります。
その企業からの申し出を受けるかどうかは就活生側にゆだねられるのが特徴です。

企業側は欲しい人材に絞って効率よくアプローチができるというメリットがあり、近年積極的にこの方法をとる企業が増えてきました。
一方、就活生側も全く脈のない企業にエントリーする回り道を避けることができるうえ、エントリーシートも会社ごとに作る手間もないため、従来よりも効率的に就職活動ができるという点で、利用者が年々増加傾向にあります。

代表的なサービスを紹介していきます(すべて無料です)。

キャリアチケット スカウト

「キャリアチケット スカウト」は自己分析を行ない、価値観に共感した企業から説明会や選考案内のスカウトが届く就活サイトです。
スカウトの内容は採用企業によって様々ですが、個別面談や選考のスキップなどもあります。完全無料で利用でき、自分のプロフィールを他の学生に見られることもありません。また、当然スカウトを断ることもできるので、気軽に活用することができます。
プロフィールを充実させることで企業の目にも留まりやすくなるだけでなく、自分自身のアピールの仕方も頭の中で整理することができます。

登録方法も非常にシンプルで、卒業年月や大学名、生年月日や名前、電話番号を入力することで利用が可能になります。運営元もレバテックやハタラクティブなど有名な人材サービスを展開しているレバレジーズ株式会社なので、安心して利用できるのもポイントです。

こんな人におすすめ

  • 自己分析もしつつ、どのような企業から需要があるのかを知りたい人
  • 就活にある程度の方向性を定めたい人
  • 先入観にとらわれず、就活を通じて様々な会社を知っていきたい人

キャリアチケット スカウト


キミスカ

就活する学生は、自己PRや適性検査、希望業種や選考状況などのプロフィール情報を登録し、その情報をもとに企業が学生に対してスカウトを行なうというサービスです。

今後のキャリアに関する価値観や志向性も登録し、企業側もそれをもとに学生にアプローチを行なうので、「入社してみたらイメージと違った」という入社後のギャップやミスマッチの可能性を抑えることができます。

希望者は就職サポートを受けることも可能です(自己分析・ES添削・面接対策など)。

2013年9月のサービス開始以降、年々利用者は増えており、2022卒は14万人以上が登録しました(キミスカ採用担当者ページより。2023年2月掲載時点)。
NHK『おはよう日本』、TBSテレビ『Nスタ』などでも取り上げられたことのある、日本最大級の逆求人型就活サイトの一つです。

こんな人におすすめ

  • スカウト型でも就活を進めたい人で、まず一つサイトに登録してみようと考えている人
  • どんな企業が自分に関心を寄せているのか知りたい人
  • 必要に応じて自己分析やエントリーシート添削、面接対策などの就職サポート(無料)を受けたい人

キミスカ


アカリク(理系大学院生・ポスドク向け)

アカリクは理系大学院生・ポスドクなどを主な対象とした就活サービスです。厳選された研究を活かせる専門職のスカウトが受け取ることができ、今までの研究分野や専門知識を活かした仕事をしたいと考えている人におすすめです。スカウト型なので、研究などで忙しい人にも向いており、理系大学院出身のコンサルタントへ就活に関する相談をすることもできます。研究開発職やエンジニア、技術職やデータサイエンティスト、コンサルタントなどの専門職の求人を多く取り扱っています。
また、内定直結の選考イベント「アカリクイベント」も定期的に開催されています。2022年10月時点で、17万人以上の大学院生・理系学生が登録しています(アカリク公式サイトより。2023年2月掲載時点)。

こんな人におすすめ

  • 研究などでなかなか就活の時間の取れない理系大学院生・ポスドクなど
  • 今までの研究や専門分野を活かした仕事をしたい人

理系学生の利用率 No.1【アカリク】


dodaキャンパス

ベネッセi-キャリア社が運営する就活サービスです。
プロフィール記入率80%以上の場合、企業からのオファー受診率は99%と高いです(23卒、2022年6月時点、公式サイトより)。
「企業からの注目度」がグラフで分かる、企業担当者とのメッセージがスムーズに確認しやすい、といった特長があります。

また、大学1年生・2年生の学生もインターンシップやイベントなどの情報を得るなどの目的で利用可能な設計です。適性検査(GPS)での自己分析も無料で受けられます。

dodaキャンパス


OfferBox

自己PRなどをもとに企業側からオファーを受けられるサービスで、大手からベンチャーまであらゆる業種の13,000社以上が利用している逆求人型就活サイトです(「オファー型就活「OfferBox」とは?」ページより。2023年2月掲載時点)。

企業側が就活生に送付できるオファーの数には制限が設けられているため、企業側が手当たり次第にオファーを送るということを防ぐ仕組みが確立されています。

プロフィール入力率80%以上の人の93.6%はオファーを受信しているという実績もあります(2019年5月時点の2020卒実績)。

適性診断ツール「AnalyzeU+」は累計100万人の診断結果にもとづいており、社会人になって活かせる強みが何かを把握できるほか、診断結果のアドバイスをもとに自己PR文を作成することもできます。

こんな人におすすめ

  • 自分の「人となり」ともいえるユニークな自己PRなどをもとに企業にアピールをしたい人
  • 過去の経験や自己PRに注目している企業に自分を知ってほしいと考えている人
  • 実績豊富な適性診断ツールを利用してみたい人

OfferBox


JOBRASS新卒(ジョブラス新卒)

基本情報・顔写真・自己PRといったプロフィール情報を登録することで、企業の採用担当者が個別に学生に送る「スペシャルオファー」を受けることができます。就活生の約4人に1人がこのサービスを利用していると言われています。

その他にも、企業側が求める学生の条件に自分のプロフィールが一致した場合に送られてくる「マッチングオファー」、インターンシップやオープンセミナーを開催する企業から送られてくる「インターンオファー」、就活エージェントからアプローチを受ける「新卒紹介オファー」が存在します。

JOBRASS新卒


iroots(アイルーツ)

審査を満たした企業から個別スカウトが届くサービスです。
115万人以上が受検した性格・価値観診断は他人との比較もでき、相対的に自分のことを知ることができます。

iroots


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就活エージェント

就活ナビサイトを利用した就活では、ES作成、企業探しから面接対策まで、すべて自分自身で行ないます。
一方、就活エージェントでは、ESのフィードバックがもらえたり、希望や志向にあった企業を提案してもらえたり、面接対策を行なってくれるなど、就活サポートを受けることができます。

就活では、多くの人がやみくもに自分に合わない企業を受けてしまいがちです。しかし、就活エージェントを利用することで、「自分にはどういう会社が合っているのか」「自分を求めている会社にはどういうところがあるのか」などについて、感覚的につかめてくるようになります。

また、就活中の悩みなども相談できるため、孤独や焦りと軽減しながら就活を進めることも期待できます。

就活ナビサイトなどと同様、学生側に費用はかかりません。

キャリアチケット

キャリアチケットは、サイトから登録することで「就活セミナー」に参加でき、「個別の就活サポート」も受けることができます。

「就活セミナー」では、業界分析や自己分析、ESや面接・グループディスカッションの対策など、就活の基礎を少人数形式で学べます。自分の第一印象や学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)などに対して人事目線からのアドバイスをもらうこともできます。

「個別の就活サポート」は、自分の強みの発見から会社探し、選考対策などの個別サポートを受けられるものです。

サイトに登録する人は「20社内定獲得した学生の知識が詰まった就活ノート」(不定期配信)などのコンテンツも忘れずチェックしておきたいところです。

日東駒専ランクからGMARCH・中堅国公立ランクまでの人が多く利用しています。

こんな人におすすめ

  • いよいよ就活が始まり、ES提出や面接の機会が増えてきて、就活の基礎を一通り学びたい人(「就活セミナー」)
  • 「自分にとっていい企業がどこなのかよく分からない」という人(「個別の就活サポート」)
  • 周囲と比べて面接が少ないと感じている人(「特別選考会」(5月~))

キャリアチケット


キャリアスタート

キャリアスタートキャリアスタートは、新卒専門の就職支援サービスを行なっており、徹底した面接トレーニングが魅力です。
20代から30代の若手アドバイザーが多く所属しており、希望に合わせた企業や職種向けの対策を、それぞれの就活生の性格やスキル・特性と合わせて進めていきます。
紹介先企業はブラック企業の排除を心掛けており、入社後の定着率92%超を実現しているとのことです(2018/10/1から2019/9/1までの実績から算出、公式LPより)。

学歴に自信のない人でも関東圏での就職予定であれば利用できます。

キャリアスタート


キャリセン

キャリセンは採用側の本音をよく知っている採用コンサルタントと個別相談することで、自分の希望や特性に合った就活イベントや企業を紹介するサービスです。
選考のサポートも行なっており、面接時のアドバイスや日程調整をしてくれるほか、内定後の相談なども可能です。また、不採用だった際はその理由も聞けるため、自分の就活スタイルを今一度確認したい人にも向いています。

過去6万人の学生との面談、1000社以上の紹介実績があるため、サポート体制の安定感も期待できます。
サイト内には企業・職種ごとのES回答例・自己PRなどの就活ノウハウも豊富に掲載されています。また、学歴別の先輩内定者の声といったコンテンツもあり、就活の雰囲気を全体的に知っておきたい人にもおすすめです。

キャリセン


JobSpring

JobSpring(ジョブスプリング)は、「自分の市場価値を高めることができる企業」への就職をサポートするオンライン就活エージェントです。
関東圏勤務の企業を中心に紹介しています。

JobSpring


レバテックルーキー(プログラム経験者向け)

レバテックルーキー公式サイトより

「レバテックルーキー」は、新卒でITエンジニアになりたい学生向けの就活エージェントです。
主な利用者層はプログラミング経験のある大学3~4年生または大学院1~2年生で、理系だけでなく文系の学生も利用できます。
一都三県(東京、埼玉、千葉、神奈川)勤務の企業をメインに紹介しています。

レバテックは年3000以上の企業を訪問しており、どのような人物像の人が向いているか、どのような技術要件かなどを細かく把握しています。
利用者は、企業の内部に関する情報や職場環境、企業文化や人間像などの話を聞くことができます。

この業界を熟知しているアドバイザーが揃っているからこそ、小手先の面接テクニックだけではなく、将来のキャリアに関するアドバイスも受けることができます。

レバテックルーキー


キャリアパーク

キャリアパークは、上場企業が運営している就活エージェントです。求人は中小企業が多いですが「ブラック企業を避ける」点に力を入れているのも特徴です。最短1週間で内定できるというスピーディーなサポートも魅力です。

内定先に不安を持っていたり、内定がもらえず焦っている人は、こちらの選考対策を受けるのもおすすめです。ESや面接、グループディスカッション対策も受けられます。

メールが頻繁に送られてくることもあるため、その点は注意が必要です。

キャリアパーク


リクナビ就職エージェント

リクナビが運営する就活エージェント。文系学生・理系学生・体育会学生・地方学生など、それぞれの就活生に特化した専任アドバイザーが就活をサポートしています。

リクナビ就職エージェント


doda新卒エージェント

ベネッセi-キャリア社が運営する就活エージェント。契約企業数5500社以上はとても豊富で、2022卒の学生においては14万人が利用したサービスです(公式サイトより。2023年2月掲載時点)。丁寧なカウンセリングや、面接の合否理由が分かる点、スピード内定も可能な点から、利用者満足度も5点中4.51であるとのことです(運営会社による『2020年卒サービス利用時アンケート(採用決定者向け)』より)。

doda新卒エージェント


自己分析・特性マッチング

Future Finder

本格的な心理統計学に基づいた特性分析によって、自分自身のタイプや強み・弱み、マッチする社風や活躍が期待できる仕事などを診断することができるサイトです。
その診断結果をもとに企業求人の検索をしたり、企業からオファーを受けることもできます。

こんな人におすすめ

  • 本格的な自己分析を行なってみたい人
  • 自分がどんな企業と相性がいいのかを知りたい人

Future Finder


インターンシップ

インターンシップは、言い換えると「就労を体験すること」です。利用することのメリットとしては、

  • 仕事への理解が深まり働くことのイメージが付きやすくなること
  • 志望動機として活用できること

が挙げられます。

企業別対策(エントリーシート・面接対策などの情報共有)

みん就(みんなの就職活動日記)

「みん就」は就活生の情報交換をする場です。
志望する企業ごとに、先輩たちの面接体験記や志望動機を読むことができ、面接の雰囲気や聞かれたことなど、選考の内容を知ることができるサイトです。
歴史の長いサイトで、内定者による志望動機は2023年現在で25万件、本選考体験記は13万件を超えています。

こんな人におすすめ

  • 企業へESを提出しようと考えている人
  • 面接を受ける予定の人

みん就


ONE CAREER

こちらも内定者が内定を獲得するまでに体験した選考内容、答えた志望動機などを知ることができるサイトです。
2023年現在39万社以上の選考アドバイスやES・体験談が掲載されています。

ONE CAREER

なお、内定先に就職するか本気で悩んでいる人は、実際に働いている人が評判を投稿している「会社口コミサイト」も参考にすることをおすすめします。

最後に、就活ナビサイトについてもおさらいしておきます。

マイナビ

登録学生数、掲載企業数、説明会などでトップを走る大手新卒向け求人サイトです。まず1つ利用するという場合には最適です。

マイナビ


リクナビ

こちらも王道中の王道サイト。
エントリーシートを手間なく送付できる機能も付いていて、使いやすさの面でもレベルが高いです。

リクナビ


キャリタス就活

大手サイトほどではありませんが、かなりの数の企業が掲載されています。
マイナビやリクナビと併用してみてもいいかもしれません。

キャリタス就活


【ITエンジニアになりたい人向け】就活支援付きプログラミングスクール

【大学2・3年生/大学院1年生、GMARCH以上の学生におすすめ】レバテックカレッジ

レバテックカレッジ公式サイトより

文系・理系問わず、新卒でITエンジニアになりたいと考えている大学生・大学院生向けのプログラミングスクールです。
入会金がなく、比較的安価な受講料が魅力で、ITエンジニア向けの採用実績のあるレバテックが提供するサービスということで安心感があります。

関東で就職を考えている学生(特にGMARCH以上の人)におすすめで、大学2年生・3年生、大学院1年生のタイミングで受講しておくと、就職支援もしっかり受けられます。

未経験から最短で3ヵ月程度の受講となり、教室には近い年代のメンターが相談にも乗ってくれるようです。

レバテックカレッジ


随時、おすすめ就活サイト・サービスは追加・更新していきます。

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